HI-FIVE生が、視線入力ぬりえの紹介動画を作りました。
vカバくんが視線入力をやってみた
他の記事でも公開配信を紹介している、視線入力のゲーム。
島根大学の伊藤さんと有志によって開発・公開されている
視線入力訓練ソフト EyeMoT 3D シリーズの、
EyeMoT 3DX_01「対戦ぬりえ」を、塾生のvカバくんもやってみました。
YouTuber魂発揮!
最初、僕がセッティングしたままでゲームを始めたのですが、
「OBSで、画面キャプチャ録画やってもいい?」
と、配信やオンライン授業でつかっているOBSというアプリが
PCにインストールされているのをみつけ、
ゲーム中の画面を動画として記録したい、とのこと。
最初、何のことか分からず
「ほう・・・別に構わないよ。」
と、答えると、
彼はOBSとEyeMoT3DX「対戦ぬりえ」を同時に起動して、
OBSで画面録画モードをonにしたあと、再度ゲームをはじめました。
そして、一通りゲームをした後、
「よし。」
と、メモリーカードに動画を移して、動画編集につかっているPCへ。
ついていけねぇ・・・。
そこから、そのままYouTubeにアップするだけでも、
「すげぇ・・・」
と思うのですが、そこはさすがYouTuber。
最近インストールした「ゆっくりムービーメーカー」という、
動画編集のアプリを立ち上げ、そこでさっき自分がプレイした動画を編集。
EyeMoT3DX 対戦ぬりえを始めてから、動画編集完了まで、
その間、およそ1時間ほど。
本日2度目の、
「よし。」
がvカバくんから出たので、
「お?もうYouTubeアップロードできるん?」
と、尋ねたところ・・・。
「いや、まだサムネイルが今日はできてないからな。次やな。」
恐れ入りました!
「教える」から「邪魔しない」へ。
いわゆる「デジタルネイティブ」「ICTネイティブ」の彼らは、
大人の想定をあっという間に超えてきます。
今回の視線入力装置も、元々は肢体不自由の生徒を塾で受け入れることを想定して、
まずは僕が経験してみよう、と導入しました。
ところが、彼らはそれを見つけると、
「一回やってみたい!」
「他のゲームもやってみたい!」
と飛びつきました。視線入力が肢体不自由の人だけのものだと。
思い込んでたのは僕だけでした。
そこからさらに、YouTube動画の”ネタ”にするとは。
そしてそれを”ゆっくり実況”にしてしまうとは。
彼らの発想の豊かさや、情報の収集能力は、
ちょっと火種があるだけで、あとはどんどん広がっていきます。
vカバくんも、当初は僕がiPadの基本アプリで動画編集の基本的な方法を教えていたのに、
「このアプリを使ってみたい。」
と自分でいろいろと調べてみては、アプリの使い方も、僕に聞くことはごく一部で、
ほとんどは、YouTubeの解説を探して習得しています。
いつの間にかあれこれアプリを使いこなしています。
大人が
「こうしてみたら」
「こっちの方がいいよ」
とその都度口出ししてしまっていたら、そのうちに、
大人が説明してくれるのを待つだけ、になっちゃうかもしれませんね。
言い換えると、大人は「良かれと思って」彼らの邪魔をしてしまいがち、だということ。
「教える」ことができるのなんて、ほんのごく一部。
しかもそのほとんどが、今のスピードじゃあっという間に古いものになっちゃう。
彼らをみていると、とても頼もしいですね。
大人は邪魔だけしないように、横目でチラチラ。
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